次回上演 五十四の瞳

ストーリー

舞台は戦後間もないころの瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
採石業が唯一の産業であるこの島には学校がひとつしかなく、それは朝鮮人学校であった。
柳仁哲(ユ・インチョル)と新しく赴任した何やら訳ありな女性教師、康春花(カン・チュンファ)の下、日本人も朝鮮人も分け隔てなく学んでいた。しかしある日、占領軍(GHQ)が全国の朝鮮人学校閉鎖を宣言する。これに対し大阪や神戸で大規模な抗議デモが巻き起こった。
このままでは俺たちの学校もなくなってしまう!
少年たちは神戸の抗議デモに参加するため、親や先生に内緒で島を飛び出していくのだった…。

作品

映画『月はどっちに出ている』『愛を乞う人』の脚本で知られる鄭義信は、2008年に東京・ソウルで上演された『焼肉ドラゴン』(新国立劇場)でその年の演劇賞を総ナメにした現代日本を代表する劇作家です。 傷つきながらも、たくましく生きるマイノリティたちの姿をコミカルに愛情を込めて描き、観客の共感を得てきました。
演出の松本祐子は鄭義信作『冬のひまわり』で文学座の演出家としてデビューし、好評を得て注目を浴びました。
その鄭義信×松本祐子が『冬のひまわり』『秋の蛍』『大空の虹を見ると私の心は躍る』に続くコラボレーション作品として2020年に上演した『五十四の瞳』が4年の時を経て待望の再演です。

作、演出、出演

作:鄭義信
演出:松本祐子
出演:たかお鷹、金沢映実、神野崇、頼経明子、松岡依都美、越塚学、杉宮匡紀、川合耀祐

開催

2024年4月16日(火)18時30分開演 /
4月17日(水)13時00分開演 
会場:町田市民ホール

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