芝居日記 「命を弄ぶ男二人」

脚本:岸田國士
構成/演出:立川寛樹
照明:田中聖也(予備軍)
音響:稲葉郁哉(予備軍)、西村翔夢(予備軍)
美術:菅野武(予備軍)
衣装:石原萌花
演出助手:増茂凜(明減社)
制作:坂巻虎太郎(不夜雑踏)
出演:
依田雄斗(予備軍)、大塚遊馬
日時:2025 年4月19日(土)19:45~20:40
劇場:COMMUNE BASE マチノワ(東京町田市)
現代演劇の父と言われる岸田國士の短編戯曲。
自殺を決意した男ふたりが、同じ線路脇で出くわしてしまう。
フィアンセを失い、悲しみにくれる眼鏡の若手俳優と、実験に失敗し、顔面いっぱいに包帯をした学者。
この二人が、何度も鉄道自殺を試みるも、死に至らない。
死にたいほど絶望しているが、生への未練もそれなりにある。
そんな心の様子を描く。
依田雄斗、大塚遊馬の二人が、がっぷり四つで繰り広げるセリフ劇。堪能しました。
舞台の幕を閉じた後に見せた、二人の晴れやかな顔が印象的でした。
桜美林大学芸術文化学群を卒業したばかりの若者たちによる公演です。
増々、頑張って欲しい。
それでは、またお会いしましょう。
さようなら。
(山本満)

