芝居日記 映画「国宝」

「国宝」
原作:吉田修一
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
撮影:ソフィアン・エル・ファニ
美術監督:種田陽平
振付・舞踊指導:谷口裕和
歌舞伎指導:中村雁治郎
製作幹事:アニプレックス 、MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
配給:東宝
出演:
吉沢亮(立花喜久雄/花井東一郎、花井半二郎)、横浜流星(大垣俊介/花井半弥)、渡辺謙(花井半二郎)、寺島しのぶ(大垣幸子)、高畑充希(福田春江)、永瀬正敏(立花権五郎)、田中泯(小野川万菊)、三浦貴大(竹野)、嶋田久作(梅木)、黒川想矢(少年・立花喜久雄)、越山敬達(少年・大垣俊介)、見上愛(藤駒)、森七菜(彰子)、宮澤エマ(立花マツ)、中村雁治郎(吾妻千五郎)
日時:2025年6月10日(火)17:30~20:30
会場:新宿ピカデリー
舞台シーンが圧倒的。邦楽と映像に酔いしれました。
舞台シーンが凄すぎて、それ以外のシーンが薄く感じるぐらいです。
吉沢亮が演じる喜久雄の曾根崎心中の遊女「お初」は絶品。
「これ、吉沢亮なの?」ってビックリ。口上は今を盛りの現役の若手歌舞伎役者のよう。
横浜流星も、渡辺謙も、寺島しのぶも熱演ですが、
これは吉沢亮の映画です。
ネタばれですが
一番泣けたシーンは
師匠の花井半二郎の代役で「曽根崎心中」に急遽出演することになった喜久雄(吉沢亮)。
出番前の楽屋で、緊張のあまり、手が震え化粧ができなくなり、駿介(横浜流星)が化粧筆で顔を描いてやるシーン。
恐れ、嫉妬、羨望、友情が混ざりあったシーンに、嗚咽してしまいました。
薄暗い楽屋の鏡台の前に小さく座る喜久雄の後ろ姿が強く心に残ります。
今回は歌舞伎を題材とした映画でした。
それでは、またお会いしましょう。
さようなら。
(山本満)

